絵画・造形教室 第11回「暖色、寒色ってな~に?」

第11回目
2013年3月17日
テーマ「暖色、寒色ってな~に?」
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モニターで今日のテーマである暖色と寒色の定義をわかりやすく説明しながら具体的な色見本を見せたのですが、小学生高学年に尋ねても初めて聞く言葉のようでみんな興味を持って学んでくれました。
一般的には「暖色」とは赤、橙、黄、ピンクなどの暖かい熱い色を、「寒色」とは青、群青、水色などの寒く冷たい色を感じさせる色彩のことですね。
さて、これらの色に対して私達は無意識のうちにいろいろと影響を受けているんですね。部屋の壁が赤や黄だと気分が高揚しそうだし、グレーや薄青だと落ち着いた静かさを感じます。病院や図書館、レストラン、公共インフラ等のカラーマネジメントが必要とされるあらゆる空間ではこのような色彩心理効果が応用されています。先生方の黄色いエプロン、本棚に置かれた大きめの赤い箱、籠に入れられた橙のミカン、生徒の赤いストライプの洋服などは暖色。水色のカーテンや机の上の青い模型、生徒の群青シャツは寒色。教室の中の身近なものでもみんなで学習。色は大切なんだということを認識してもらいました。
さて、後半は絵具を使って自分の暖色、寒色を表現します。私達が用意したのは幅110cm、高さ40cmの厚紙です。この紙に幅5cmのテープを縦に貼っていきます。貼った隣の5cmは空けておきます。つまり5cmごとにストライプ状にテープを貼ります。そしていよいよ絵を描くわけですが、最初のストライプ状空きスペースに暖色を描きます。絵具がかわいたら隣のテープを剥いで、かわいた絵の上に貼っていきます。
そうして出来た新しいストライプ状空きスペースに今度は寒色の絵具で描いていきます。かわいたら5cm毎にジャバラ状に折っていきます。それを屏風のように立ててみるとアッラ~面白い。右端から見ると暖かく明るい太陽が、反対側の左端から見るとビュービューと吹きすさぶ寒く冷たい吹雪の風が見えてきます。
平面から半立体へ加工し、暖色、寒色のテーマを一枚のジャバラ屏風に仕上げてみました。もちろん描く前に各自、暖色と寒色それぞれのテーマを決めるのですが、暖色は太陽や花畑が、寒色は水や風、雪が多かったなかで寒色の「キラキラ夜景」、暖色の「赤い海」をテーマにした絵が印象的でした。