絵画・造形教室 第24回「切って貼って版画をつくろう!」

絵画・造形教室

第24回
4月20日
テーマ「切って貼って版画をつくろう!」
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今月の手法は版画です。当絵画・造形教室では初めての試みになります。その種類は大きく4つに分けられています。その1-凸版:木版画やイモ版など、その2-凹版:銅版画やドライポイントなど、その3-平版:リトグラフやオフセットなど、その4-孔版:シルクスクリーン、プリントゴッコや謄写版など。ここにあげた手法だけでも懐かしく理解しやすいものや初めて聞くものもあると思います。古代エジプトの象形文字であるヒエログリフの解明に役立ったロゼッタストーン、失う前にその岩刻文字表面に絵の具を塗り、研究用にしっかりと転写複製しておいたフランス人、それも立派な版画です。

そんな中、今日は素材版画に挑戦です。用意したのは身近な素材である紐、プチプチ、厚紙、浪板紙、ボタンなど。そしてメインの制作ビジュアルは「花」!それに自分のイメージをからめ、重ね合わせていきます。ハサミで切って手でちぎり、ベースの厚紙に貼り込みながら凹凸のある下絵を作り込んでいきます。その後、絵の具を塗って転写用の紙を被せてバレンでゴシゴシ、ドキドキしながらハラリとめくるとあちこちから「ワァー!」と驚き歓声があがります。このドキドキ期待感は昨年のデカルコマニーと似ているかも知れません。版画は下絵とは逆に絵が写ること、思った通りにはいかない中、試行錯誤しながら期待以上の仕上がりに興味を持ったようです。今回は制作行程が多いので小学生と園児の二人一組で共同制作、「花とモルモット」、「花と昆虫」、「花と都市+神社」、「花と生き物(モルモットとヘビ)」など決めたテーマ以上に面白い作品ができました。

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