絵画・造形教室 第26回「自分の想いを七夕へ!」

絵画・造形教室

kaiga26

第26回
6月15日
テーマ「自分の想いを七夕へ!」
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またまたやってきました七夕です。7月7日にはちょっと早いのですが今年も一人一人願いを込めて制作です。わたしたちにとって数ある祭り祝い事の中、一番清らかな気持ちで宇宙に目をむける神聖でロマンチックな日が7.7ではないでしょうか。すこしおさらいをしてみましょう。七夕とは天の川をはさんで琴座のベガ星(織女、織姫)と鷲座のアルタイル星(牽牛、彦星)が一年一度のめぐりあう日。自分の願い事を短冊に書いて笹の葉につるし、一生懸命お星さんにお祈りをする日です。大人はともかく今のこどもたちにとってはこれからの近未来にむけて宇宙はさけて通れない世界になっていくでしょう。

今回のモニターでは竹についての映像とお話をみんなで学習。まずはマダケとモウソウチクの違い、タケノコの形も当然違います。私自身、幼少の頃はタケノコの産地で育ちましたから、成長が早く朝起きたら昨日より1m以上高くなっている事はしょっちゅうでしたし、不思議な気持ちで一杯でした。竹の繊維からは紙、竹酢液や竹炭などがつくられ、素材は建材や工芸品に使われたり竹細工として篭や箱など身近なあらゆるものに使用されています。現在も竹林が増えて困っている自治体が多くなっており有効利用が期待できる素材の一つですね。ちなみに開花周期は恐ろしく長くマダケで120年に一回しか開花しないそうです。その他、竹取物語を表した絵(土佐広通、土佐広澄・画/月岡芳年・画)などを鑑賞。

いよいよ七夕飾りの制作ですが、メインはアルミの針金です。曲げてからませそれぞれが自分の願いを形にしていきます。それらを直径25cm位の網に固定、短冊は朝採りのマダケの笹の枝葉にくっ付けてバランスを取りながら紐で吊るして完成です。それぞれの作品タイトルは「宇宙の人々」、「宇宙のチョウチョ」、「宇宙の顔」などに加え「ニュートン重力」、「天動説」、「振り子の七夕」など科学的なものも。どうです、見たことのない自分のオリジナル七夕飾りが素敵です。

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