第31回
12月21日
テーマ「お正月を飾ろう!」
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あと三日後はクリスマス・イブ、こどもたちにとっては待ち遠しい楽しみな日、街中はジングルベル一色です。その後は、そうお正月がやってきます。今回はそのお正月飾りをみんなで制作。クリスマス飾りは作ってもお正月飾りを作る機会はあまりないように思います。お正月飾りには門松や鏡餅などがありますが、今回はしめ飾り(注連飾り)をつくります。用意した素材は信州産の稲穂、榊、松、ゆず、水引、紅白和紙など。地方によっては柑橘類のダイダイ、ユコウやユズリハ、裏白(シダ)、コンブなどを使うようです。それらの素材は言葉の語呂で使われているものも多いようで、こどもたちも興味津々、中身の潔白を意味するウラジロ、代々の繁栄を願ってのダイダイ、喜ぶのコンブなどなど。
それらの飾り素材のメインはこどもたちが作る自作のエビ、さてさてどんなエビが登場するのか楽しみです。まずは紅白の和紙で紙垂(しで)を作ります。しめ縄のあいだに挟まっている正方形の端を重ねたギザギザ状の紙で、カミナリを表したものともいわれています。それから水引糸を使って輪飾り、リボン状の花飾りなどを作っていきます。エビは紙粘土で形を作っていきます。美味しそうな車エビや伊勢エビ、頭のおおきなうちわエビ、今はやりのイメージかヒョロヒョロ長~いエビマヨ、そしてカンブリア紀の海の王者アノマロカリスなど個性的なエビができました。それらの素材を稲穂に結びつけて完成です。
こどもたちが願った五穀豊穣、みんなの健康、メデタシメデタシ。伝統に基づきながらもなかなかユニークで立派なお飾りになりました。気持ちうれしくさわやか気分、今回で今年の絵画造形教室も無事終了。