絵画・造形教室 第30回「小枝でつくるマイ・ツリー!」

絵画・造形教室

kaiga30

第30回
11月16日
テーマ「小枝でつくるマイ・ツリー!」
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美しい紅葉の季節です。今年の素材は葉っぱだけではなく、主に小枝を使っての前衛いけばな風創作にチャレンジです。小枝採取は例年同じく八ヶ岳高原、クリやジシャ、カラマツなどの集めた枝を使用します。

さて、集めた小枝をどのように扱い用意した小鉢にいけ込むか。モニターでさまざまないけばなの形をみながら興味を持った作品のひとつが、竹を大胆に使った大きなオブジェ。いけばなの世界を新しく解釈表現した草月流、勅使河原宏の作品です。既存の形式では表現できないその自由な形態、発想に刺激を受けたのか各々で数本の枝を選んで構成し始めます。枝や鉢の大きさに制約はありますが、みんなが自分なりの新しい表現を意識しながらチャレンジ。色を塗ったり針金でつなげたり、横に大きく張り出したりして、前後左右、天地のバランスをとりながらいけ込んでいきました。色付けされた枝と自然の色との対比がおもしろく、また自在に張り巡らせた枝との全体像がこどもたちにどのように感じられたのか。自分で考え自分で作り、自分で眺め認識していく。やはり大切なことですね。