絵画・造形教室 第32回「コルクで工作!」

kaiga32

第32回
2015年1月18日
テーマ「コルクで工作!」
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コルクといわれて‥‥そう、すぐにピンとくるのはワインでしょうか。ボルドー、ブルゴーニュのボトル形を筆頭にそれらの栓として使われていますね。抜いたときに発する「ポン!」という音は心を豊かにしてくれます。そのコルクですがなんとコルクガシという樫の木の皮を打ち抜いてつくられているんですね。教室で用意した、そのコルクガシの厚皮を打ち抜いた貴重な樹皮サンプルをみんなで回覧、実物だけにコルクの製造過程がリアルに伝わってきます。モニターではコルクガシの産地(メインの産地はポルトガル)、採取周期や方法、加工プロセスなどを学習しながら、ワイン栓のほかに日用品としてどのようなものに使われているのか、こどもたちと一緒に考えてみました。「積み木!」「コースター!」と元気な答えが返ってきます。サンダルの底や竿のグリップ、ボードや鉢などにも使われており、工業製品としても遮音性、耐久性、難燃性などの特徴をいかして車や宇宙船にも使われていることをみんなで学習。

用意した素材は山盛りのコルク、それに針金やヒゴ、小さな板など。自分たちで素材を選びコルクの形態を活かしながら組み立てていきます。「観覧車とライオン」、「狩人」、「ドラゴン」、「火星探査機」、「お座敷列車」など思い思いの作品ができました。