絵画・造形教室 第55回「クモの巣を描く!」

絵画・造形教室

第55回
2月19日
テーマ「クモの巣を描く!」
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クモの巣(網)を描く前に、写真やイラストを見ながらクモについてもっと詳しく調べてみよう。体の構造では頭部より8本の足が生えていて、なんと目が全部で8つあることも知りました。「糸いぼ」と呼ばれる腹部の先にある部分から糸を出す動物はクモだけであることや、その吐き出した糸で縦糸、横糸を駆使し美しい巣を貼っていきます。粘着性があるのは横糸だけで、縦糸は粘度がなくクモが自分の巣に引っかかることなく移動できることなど不思議なことがいっぱいです。近年ではその遺伝子レベルでの解析が進められ、クモ糸バイオテクノロジー素材として注目を集めているようです。空気中の水分収集フィルターや超強力ワイヤーなどの製品が開発されて、まるでスパイダーマンの世界みたいですね。クモは不思議で面白い。

そんな不思議なクモになって、自分の巣を張っていきます。トンボやカブトなどの昆虫をしっかりと捕まえている巣、飛行機が引っかかっている地図のような巣、糸と糸の隙間に色を塗りこみ、虹の広がりをイメージさせる巣、お花畑の中にある楽しいクモの家の巣、糸にかかった水滴や光がキラキラ輝いている巣など、みんな思い思いの自分の巣を張れたようです。