絵画・造形教室 第63回「喜怒哀楽仮面をつくる!」

第63回
11月19日
テーマ「喜怒哀楽仮面をつくる!」
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人間は感情の動物です。よろこび、いかり、かなしみ、たのしみ。良いときもあれば悪いときもある、まさに人生色々、喜怒哀楽。なーんて大人のつまらないボヤキはこどもたちには通用しません。怒りや悲しみよりも、喜びや楽しみのほうが大きく強くイキイキしています。モニターを観ながら喜怒哀楽の意味、感情や表情を学びます。四つの感情と表情を自分達の日常に置き換えながら考え、理解できたようです。

制作する仮面は立体の四面それぞれに喜・怒・哀・楽を表現します。怖い「なまはげ」や「トラ」、「ライオン」、「歌舞伎の隈取(くまどり)」、「怒りのイルカ」、そして悲しみの「ピエロ」や「ウサギ」、喜びの「犬」や「猫」、「人の顔」などを描いた表情に、採取した葉っぱや小枝、毛糸やテープなどを加えながら完成しました。適度な位置に穴をあけ、頭にかぶった立体をクルックルッと回していけば、四面表情変化、喜怒哀楽仮面が完成しました。

自分の表情は大切です。「他人に不機嫌な顔を見せる人は、自分のことしか考えていない。機嫌よくしていないと会う人に悪いし、礼儀だと思う」と言った作家がいましたけれど、なるほどなぁと納得です。喜楽でいきましょう!

絵画・造形教室 第62回「線画で虹を描く!」

第62回
10月15日
テーマ「線画で虹を描く!」
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一年ぶりの共作です。今回は自由に描いた曲線で大きな虹絵を描きます。まずはモニターで虹のお勉強、太陽の光が空気中の水滴によって屈折、反射して虹ができること、水滴のプリズム効果で七色の光の帯が見えること、順番に赤橙黄緑青藍紫(せきとうおうりょくせいらんし)であることなどなど。それから著名な虹作家である靉嘔(Ay-O)や線画のダイナミズムがすばらしい粟津潔の作品を鑑賞。いよいよ制作準備、みんなで画用紙を貼り合わせ大きなキャンバスをつくります。次にあみだクジで決めた自分用の画用紙に自分の考える「大切な目」を好きな位置に描きます。モニターで鑑賞したエジプトの「ホルスの目」や「猫の目」、「パパの目」、「金魚の目」、「お花の目」から「Wの目」、「UFOの目」など思い思いの絵を描いたようです。

さて、ここからが本題です。一人一人が順番に目と目を自由曲線で結んでいきます。他人の描く線画が大切に描いた自分の目の画用紙に浸食してきます。最初、違和感を覚えていたこどもたちも、ノリノリで線画を描き出しました。他人を受け入れる楽しさが伝わってくる不思議な目を組み込んだクネクネ曲線の絵ができあがりました。次に墨一色で描いた線と線の間に彩色し、自分の虹色を描いていきます。ウワァ~ッと元気がもらえるエネルギー満タンの作品が完成しました。大きな画用紙に描くことはこどもたちのストレスを発散させてくれる効果もあるようです。パワフルな絵が描けるようになったもんだなぁ。

絵画・造形教室 第61回「植物を観察し描く!」

第61回
9月24日
テーマ「植物を観察し描く!」
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今回は初めての手法にチャレンジです。顕微鏡を使った不思議な世界を絵で表現します。選んだ対象は植物。葉っぱ、花粉、種、花びらなどを顕微鏡で覗いてみると、想像もつかないようなミクロの世界が現れます。こどもたちもその不思議な美しさに心をうばわれたようです。自分の目で見たその映像を、本物の野菜を使って描いてみました。用意したレンコン、ピーマン、ゴーヤ、オクラ、エリンギきのこなどを絵筆にして線を描いたり、特徴あるカット面をつかって版画手法で重ねていったりして、実際に見たミクロ世界のイメージを表現しました。

観察し興味を持つこと「不思議ワクワク!」は大切です。今回生物のなかの植物をとりあげましたが、広く深く生き物の不思議を感じること、知ることは楽しいですね。