絵画・造形教室 第65回「見たことのない生物を描く!」

第65回
1月21日
テーマ「見たことのない生物を描く!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みんなの好きな見慣れた動物ではなく、見たことのない生物を描いてもらいます。見たことのないものを描くには想像力が必要です。想像した世界をどのように描けばいいのかな。そこで数点の傑作絵画を鑑賞しました。ダリの『宇宙象』では、昆虫のような関節のある細長~い脚のゾウさん、『記憶の固執』では、ひげクジラの胎児のような不思議生物に溶けている時計や群れるアリ、そこには作家の潜在意識に浮遊する重ねられた想像(イメージ)の記憶をかいま見るインパクトがありました。俵屋宗達の『風神雷神図屏風』では、自分たちの知っている風や雷の恐い容姿を観たこどもたち、これらの絵を通して想像して描くことのヒントを得たようです。
自分で想像しタイトルを決め、それを絵にしていきます。「放射状にのびる宇宙のヘビ」、「一つ目惑星」、「もぐら宇宙人」、「ひれを持つ人魚姫」、「地球と人間」、「ネズミキリンロケット宇宙を飛ぶ」、「インフルエンザに罹ってマスクして、他の生物に変身しつつある猫」、「耳がひとつのウサギ」、「リンゴ恐竜」などなど。「ラーメンぎょうざメデューサマン」という楽しいほっこり作品もありました。
見たことのない生物を描けるのかなと心配したけれど、考え過ぎだったようです。

絵画・造形教室 第64回「お正月飾りをつくる!」

第64回
12月17日
テーマ「お正月飾りをつくる!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
年の瀬となりお正月飾りの授業がやってまいりました。昨年は酉(とり)の制作でしたが、今年は来年の干支である戌(いぬ)の制作です。毎回この授業ではお飾りに使われる素材の種類や意味を、モニターや実物を見ながら学習します。使用素材の稲穂、松、榊、橘、千両などに水引や紙垂(しで)を加えていきます。お飾りの中心にはこどもたちがつくる「戌」を最後に結びつけます。稲穂や松、水引や紙垂などを使用する意味を知ったこどもたちも意気揚々と制作をスタートします。まずは紅白の紙で紙垂づくり。紙垂とは注連縄(しめなわ)につけられている垂れ下がった白い紙のことです。「カミナリゴロピカだよね!」そう、紙垂は稲妻のかたちを表しています。カミナリと植物の成長に関して科学的な解明が進んでいるようですが、古来よりカミナリの多い年は豊作になると伝承されてきました。昔の人は知っていたのですね。

紙粘土でつくった様々な犬たちのかたちや表情、ベロリと出した赤い舌、じっと見つめるつぶらな瞳、たぬきに見えたりきつねに見えたりで愛嬌のあるワンコたちが出来上がりました。来年の1年間、どうぞこどもたちをお守りください。今年の授業もこれにて終了。良いお年を!