絵画・造形教室 第74回「自分のお守りをつくる!」

絵画・造形教室
第74回
11月18日
テーマ「自分のお守りをつくる!」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
お守りと言われて普通に思い浮かぶのは、神社などで手にはいる交通安全や合格祈願と記された小袋ですね。モニターで観る世界中の数あるお守りの中から、特に日本の「木守り(きまもり)」についてみんなで考えてみました。地方に行くと収穫後の柿、みかん、リンゴなどの果樹に木の実が一個から数個取り入れられずに残されています。この最後の残された実のことを木守りと言います。なんで残されているのかな?自分で後で食べるため、鳥が食べるように残してあるんだ、寒い冬から木を守るためなど、いろんな意見が出てきます。そう、みんな当たっているね。来年もまた、たくさんの実がなるようにと願った昔からの風習ですね。
さて、どんな自分のお守りをつくろうか。使う素材は一杯あります。落ち葉や小枝、どんぐりに木端、大きな葉っぱ、蔦などの自然素材に粘土と絵具を組み込み着色しながら自分のお守りができました。木片と栗と柿の葉を大人顔負けのセンスで組み上げた「ひとりぼっちの笠地蔵」、小枝と落ち葉を使った「猫の神様」、金の玉を伴った「龍」、ヤツデをうまく取り入れた「フェニックス」、ビワの葉の「天使のお守り」、尻尾からレインボーエネルギーを噴き出す「宇宙龍」などみんなの大切なお守りができあがりました。