絵画・造形教室 第109回「能楽を聴いて描く!」

絵画・造形教室

第109回
2023-1月21日  
テーマ「能楽を聴いて描く!」
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今回聴くのは能楽です。お能とはなんぞや?のレクチャーを受けた後に、ビデオで舞台鑑賞です。笛や太鼓、小鼓と大鼓、それらの織りなす音の深淵に浮いた我が身が吸い込まれていくようです。打音が微妙にずれていくシンクロ感がたまりません。
まずは大きな画用紙を9枚貼り合わせ特大サイズの紙をつくります。その上に能楽を聴きながら各人が好きなように線を引いて行きます。線画の共同大作が出来上がります。それから貼り合わせた画用紙をバラして自分の分を確保しますが、そこには自分が意図しない他人の描いた線も描かれています。他人の描いた線画も「受け入れる」ことが大切です。その線画をもとに自分の世界を展開していきます。

能楽を聴き、線画を描き、それをベースに生まれた作品タイトルです。
「お能の音楽と10本のなめこ」「巨木と月」「滝登りの鯉が龍になる舞」「いつまでもキレイなカラフルなまち」「水玉の中の子どもたちの願い」「阿武咲がもっと強くなるように」「能の太鼓と金」「ひよことお能」「謎のキレイな音色」「笛がつくり出した音の海」「白狐魔丸と信長の苦しき涙」「能の終わった後の足跡」「嵐と雷の争い」など。

(能楽協会公式サイトより抜粋)
能楽とは、室町時代より600年以上演じ受け継がれてきた、日本を代表する舞台芸術です。
言葉や節回しは古く室町時代の様式を今に残しています。
能の源流をたどると、遠く奈良時代までさかのぼります。