絵画・造形教室 第17回「ちぎって切って絵を描こう!ビリチョキペッタン!」

絵画・造形教室

第17回
9月15日
テーマ「ちぎって切って絵を描こう!ビリチョキペッタン!」
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今回のテーマはコラージュの制作です。一般的に「コラージュ」とは、絵を制作する手法の一種でたとえば新聞や雑誌、金属や植物などその他あらゆる素材や部品を取り込み組み合わせて作品を作ることです。1910年頃のピカソ時代あたりから現代の芸術表現の領域にまで大変大きな影響を与え続けている手法でもありますね。モニターではピカソやエルンスト、ダリなどのコラージュ作品から手法を観察。貼り込まれた人物写真、文字、車、動物、昆虫などにすばやく反応、歓声が上がっておりました。

用意した素材は和紙、洋紙含め数十種の色紙と雑誌に限定。各自がテーマを決めてまずは台紙に鉛筆で線画を描きます。それに沿って切ったりちぎったりした紙素材を貼っていく訳ですが、こんなにみんなが夢中になるとは驚き嬉し。お花、謎の動物、クジラ、シャチと海、手裏剣、富士山の見える風景、上空から見たような都市の地図、数字だけで構成するタイポ的作品など多種多様。小学3、4年生の作品は車や人物、目や顔、風景、文字などを取り込んでさすが内容が濃い作品に仕上がりました。コラージュ手法はパーツを画面に置き、ああでもない、こうでもないと修正を加え考えながら進めていくわけですが私の経験上からも造形感覚、感性みがきに必要な大小構成、色彩配置、各パーツとの位置バランスなどを培うには大変有意義な手法だと考えています。思った以上の発想と表現力で見応えのある作品が仕上がりました。