第33回
2月15日
テーマ「春を描く!」
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今回のテーマは「春を描く!」。絵画や彫刻、音楽や映像、文学の世界などあらゆる表現の世界でさまざまな「春」を見聞きすることができます。暦のうえでは立春も過ぎました。園児たちも春夏秋冬の特徴は理解しているようです。そこで生徒に質問です。「春」の動植物で連想するものはな~に?桜やつくし、チョウチョや鶯、冬眠あけの熊などユニークな発言も。「春」で思い浮かべる色はな~に?桃色や黄色、緑や青などここ関東地方ではしごく真っ当な回答です。モニターではシュタイナー理論に基づいたぬらし絵を鑑賞、その抽象表現の「春」らしいイメージをみんなで指摘、「花の色」、「空気の色」、「光や大気のひろがり」、「春が喜んでる」など絵の和らぎを感じとった意見が出てきます。まず自分でテーマを考え、それぞれが思う「自分の春」を描き出します。
「春の大気」、「春のトンネル」、「海と花」、「湖に流れる花」、「春の桜と草に見える?」、「雪解け」など一見普通のタイトルですが作品は前衛でシュールなイメージに仕上がりました。絵の具の上に貼った半透明の和紙や毛糸が柔らかな春のやさしさを表現するのに効果的に使われています。