絵画・造形教室 第130回 テーマ「お正月飾りをつくる!」

絵画・造形教室
第130回
2024-12月14日  
テーマ「お正月飾りをつくる!」
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辰年のお飾りをつくって早一年、今年も12月恒例の正月飾りをつくる時期になりました。こどもたちには絵馬板に来年の干支(えと)であるヘビを描いてもらいます。ヘビくんは嫌われることが多いのですが、アダムとイブ物語や救急車に描かれたヘビ杖などの話もまじえながらヘビに興味を持ってもらいます。毎年同じことを繰り返し述べていることですが、使用素材の松や榊、稲穂や橙、水引などには色んな意味があることを学びます。特に皆が興味を持つのが、和紙をギザギザ状に折った紙垂(しで)と呼ばれる素材です。ゴロピカの雷を表した形を各自でつくります。雷が鳴ると稲が育つと知った古人の五穀豊穣を願う想いを取り入れたものです。清涼で大切で美しい伝統を繰り返しながら覚え守っていくことは忘れて欲しくないですね。

絵馬に描いた来年巳年の絵タイトルは、
「鳥居の大蛇」「太陽と月とヘビ」「月夜の晩に白蛇一匹」「富士山に現れたタイコブラ」「エベレストを通り過ぎるヘビ」「富士に負けない金のヘビ」「レインボー蛇の原っぱ」「防衛と発見の神」「不思議なうさぎを捕まえようとする巳」「最強ヘビの先祖北のボア」「オレンジをベロですくう親子ヘビ」「ヘビの座布団の近くにいる勇気のある猫」「暗闇にいるヘビ」「大きい富士に長いヘビが巻きついている」「ネズミを食べようとするヘビ」「闇の力に逆らう神聖な蛇の王」など。