絵画。造形教室 第92回「ペットボトルに貼って描いて!」

第92回
2月13日  
テーマ「ペットボトルに貼って描いて!」
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ペットボトルの立体曲面を利用し、いつもの平面とは違う絵を描いてもらいます。使用素材はマスキングテープ、カラーセロファン、ガラス絵の具などを使用。ベットボトルの透明感を生かした作品ができるよう、みんなでステンドグラスや光の虹効果などの資料を観たあと、自分の考えたテーマを描いていきます。ボトルに水を入れると、レンズ効果や屈折効果で線や色が太くなったり歪んだりと面白い効果を意識しながら制作します。

「海の家」「夜と昼」「ペットボトルの水族館」「サンゴと魚たち」「水のステンドグラス」「曲線流星」「でっかい目と小さい目」「空に浮かぶ動物園」「流星群とUFO」「鳥のとさか!」など。具象的な動物を描いたり、抽象的な形で線や色を描いたりで各々楽しめたと思います。

絵画・造形教室 第91回「自分の印(しるし)をつくる!」

第91回
2021年1月16日  
テーマ「自分の印(しるし)をつくる!」
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自分の印ってなんだろう?思い浮かぶモノは家紋だったり、企業や商品のマークだったりで大人でも難しい。それは大人は考え過ぎるからでしょうか。さて、こどもたちはこのテーマにどのような作品を作るのか大変興味があります。で、今回は印の例として「アイヌ文様」を取り上げました。アイヌ民族の文化や風習から生まれた色んな文様を知るにつれ、自然と密着した生業が眼に浮かぶようです。眼や星、水の渦、樹木の葉などから成りたつ文様に影響を受けたのが、作品にも表れていますね。

今回は限られた素材を工夫しながら、自分マークをつくっていきました。「イチゴ大福うさぎ」「お花キラキラ星」「アイヌきりん」「うさぎのリラちゃん」「おなかにカムイの模様のあるクマ」「神とフクロウ」「カムイのバースディケーキ」「猫の雪の中の散歩」「どら猫」「アイヌのカップケーキと私」「じつは私は渦巻きキャンディなんです」など。福神漬け「カレーライス」にはビックリしたわ。夫々の自己主張から、興味深い作品ができました。

絵画・造形教室 第90回「お正月飾りをつくる!」

第90回
12月12日
テーマ「お正月飾りをつくる!」
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12月、今年もお正月飾りをつくります。来年の干支は「丑(うし)」ですね。今年もお飾りに使用される注連縄(しめなわ)と紙垂(しで)、水引、松や榊、橙などについて解説していきます。紙垂のギザギザが雷を表していることや、雷で作物が良く育ち、豊作への願いが込められていることなどを知っていきます。使われる素材にはすべて意味があります。

まずは紙垂の制作からスタートです。次に来年の干支である「うしさん」を絵馬板に描きます。「富士山とウシ」「夜空のウシ」「太陽とウシ」「来年の干支に追いかけられるウシ」など、その他「溶岩のウシ」「海の中にいるウシ」なんてのもありました。

絵画・造形教室 第89回「ひと足お先に、マイ・ツリーをつくる!」

第89回
11月14日
テーマ「ひと足お先に、マイ・ツリーをつくる!」
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2月以来の教室再開です。来月はもう12月、そこで自然素材を使ってツリーをつくってもらいます。拾い集めた樹木の小枝や松ぼっくりなどを組み合わせ、自分のイメージツリーの制作です。小枝も自分で選びます。組み合わせ、結び方、色や素材も自分で選びます。結果、既製品にはないのびのびとした温かい手作り感タップリの作品ができました。自粛自粛の毎日でしたが、こどもたちの元気な作品をみて安心しました。

「星のツリー」「星の舟」「ツリーの中のカマクラ」「雪だるまの家」「インディアンの家の中の焚き火」「樹のピラミッド」「松ぼっくりとベルのツリー」「天からのはしご」など、素材をうまく使い細部にこだわった作品が多かったです。

絵画・造形教室 第88回「帯を編み込み立体づくり!」

第88回
2月16日
テーマ「帯を編み込み立体づくり!」
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自分でつくった立体を帯状の紙でくっつけ組み上げてもらいます。参考までに画家エッシャーの不思議空間の絵を鑑賞。帯状の形で描かれた顔の絵や、外から内部へ繋がり、と思ったら外へと出てしまう階段など、動きや流れ、不思議感を意識してもらいます。先ずは三角、四角などの紙片で直方体やピラミッド状の立体をつくり、それら立体の面にハサミカットでスリット穴を入れていきます。そのスリットに帯を通し織り込み繋げていって、全体に盛り上げたり動きや流れを意識した自分のテーマに沿った立体を組み上げます。

「水に浮かぶかんむり」「ティアラの髪の毛」「コウモリかいじゅう」「飛行機と滑走路」「困惑した龍」「サムライビル」「赤いひもと形」「つながるお家」など。長めの繋がりや流れを意識した作品、かたまり感を強調した複雑な織り込みが力強い作品などなど。

絵画・造形教室 第87回「お正月にしたことや、考えたことを描く!」

第87回
2020年1月19日
テーマ「お正月にしたことや、考えたことを描く!」
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どんなお正月を過ごしたのかを、絵にしてもらいました。旅行やレジャー、お料理から日常のお遊びなどテーマは盛りだくさんですが、特に多かったのがズバリ「お年玉」でした。コインやお札がネズミやお魚やお餅と一緒に空を舞う、ほほえましく面白い表現です。

「羽の生えた羽子板と私」「神戸とポートタワー」「ネズミの正月」「スキー」など。お正月に体調をくずし、毎日うどんばかり食べていた「うどんミイラ」君にはニンマリです。

絵画・造形教室 第86回「お正月飾りをつくる!」

第86回
12月22日
テーマ「お正月飾りをつくる!」
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早いものでもう12月、今年もお正月飾りを作る時がやってきました。来年の干支である「ネズミ」をつくります。初めて参加の生徒も多く、改めてお正月にまつわるお話や干支に登場する十二支、お飾りに使用される注連縄(しめなわ)と紙垂(しで)、松や榊、橙などについてモニターにて学習です。例年そうですが、こどもたちは紙垂のギザギザが雷を表していることに特に興味をもつようです。そう、カミナリゴロゴロで作物が良く育つこと、五穀豊穣への思いが込められていることなどを学びます。最初はカミナリゴロゴロの紙垂づくりからスタートです。
今回は粘土立体ではなく、木の板にネズミの絵馬を描いてもらいます。描いた絵馬を、組み上げたお飾りにセットして完成です。さてどんなネズミが描けたかな。「富士山のテッペンと子(ネズミ)」「富士山の日の出を見物している子」「赤ずきん子」「舞台に立っている子」「土中のトンネルで遊ぶ子」その他、原っぱやお花畑、青空の下で普通に歩いていたり座っていたりと、想い思いの平和で目出度いネズミを描くことができました。これは大切なことです。

絵画・造形教室 第85回「縄文人になって、土偶をつくる!」

第85回
11月17日
テーマ「縄文人になって、土偶をつくる!」
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「土偶(どぐう)ってなーに?」をみんなで学習、埴輪(はにわ)との違いも学びます。土偶とは今から一万数千年前からの縄文時代につくられた土製の焼き物で女性の像が多く、豊穣と多産を祈る意味合いがあったものとあります。方や埴輪は古墳時代につくられ、人物、動物、器財、住居などをかたどったものが多く、古墳に並べるためにつくられた土製の焼き物とあります。作られた時代は土偶のほうが埴輪よりもかなり古く、時代背景(アニミズム信仰)などを考慮しても、その姿形は圧倒的に土偶のほうがエネルギッシュで根元的な魅力にあふれています。長野県茅野市の「縄文のビーナス」、山形県西ノ前の「縄文の女神」、群馬県吾妻出土の「ハート型土偶」、さいたま市出土の「ミミズク土偶」、縄文文化の宝庫である東北は青森の「遮光器土偶」や「合掌土偶」などどれもこれも素晴らしく、縄文の人々に感謝したくなりますね。モニターで観た土偶達にかなり刺激を受けたこどもたち、気分はもう縄文人、宇宙人。
今回は陶器用のテラコッタ粘土を使用、遮光器に髪飾りと首輪をアレンジしたフラ風「ハワイアン遮光器土偶」、ちょっと怖そう「ヘビの女王」と「怖いワニの王子さま」、愉快なトリオ「ぶたでか宇宙人、はなでかマン、おっぱいマン」、「カメ3匹の神殿」「キングサーモン」、かわいいイノシシやアシカなど身近な動物を土偶にした作品も。みんな活き活きとつくることができました。

絵画・造形教室 第84回「切って、ちぎって、描いて、貼る!」

第84回
10月20日
テーマ「切って、ちぎって、描いて、貼る!」
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当教室ではよくやるコラージュ手法で自分のテーマを絵にします。コラージュってなーに?を理解するために代表的な作家の作品を観てみましょう。エルンストやピカソなどの作品に対して細部を観察し、みんなが自分の思うことを言いあいます。新聞や雑誌、布や包装紙を切って貼って、くっつけ重ね画用紙の中で自分の世界を作り込んでいきます。切った素材の質感や形を認識し、自分で選び、こうかなああかなと構成していく絵作りなので、手を動かし考えながらも楽しく打ち込める手法です。ライオンにコルクをくっつけたり、色んな写真と布柄を使うことにより独特の新しいイメージの世界に変化したりで、作る側の発想力を刺激してくれます。
「空飛ぶヘビとサイの朝食」「サメに食べられた船」「トラとライオン」、ほかには「洪水」「おぼれている変人」「話しがつながる話し」などの難解なタイトルも。ワイガヤで夢中になり作っただけあって楽しい作品となりました。

絵画・造形教室 第83回「絵具をスリスリし、不思議絵をつくる!」

第83回
9月15日
テーマ「絵具をスリスリし、不思議絵をつくる!」
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紙に転写するデカルコマニーではなくて、透明フィルムに絵具を伸ばしたりずらしたりしながら、予測不可能な偶然性を楽しんでもらいます。基本左右対称の絵になるのですが、紙と違いフィルムの場合は、開く時に濃い絵具の粘着力により、細部には驚くほど面白いスジや形や色の重なりが現れます。自分が意図した構図や色使いになることはなく意識に反して現れる絵は、こどもたちの想像力をおおいに刺激したみたいです。途中で絵具を足して何度かスリスリを重ね、絵がどんどん変化していくことも体験できました。
うわーッ!すごい!と驚きながら自分の想像をはるかに超えた不思議絵にタイトルをつけていきます。「正義の味方、仮面ピーマン」「リボンのお饅頭」「クマの上からシマウマが顔を出している」「羽あり過ぎマン」「変なモノ」「血管が多過ぎ」「ぼくの心の中をみた」など自分のイメージタイトルをつけることができました。予測不可能絵画、こどもたちにとって、大切な刷り込み体験だったと思います。