絵画・造形教室 第83回「絵具をスリスリし、不思議絵をつくる!」

絵画・造形教室
第83回
9月15日
テーマ「絵具をスリスリし、不思議絵をつくる!」
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紙に転写するデカルコマニーではなくて、透明フィルムに絵具を伸ばしたりずらしたりしながら、予測不可能な偶然性を楽しんでもらいます。基本左右対称の絵になるのですが、紙と違いフィルムの場合は、開く時に濃い絵具の粘着力により、細部には驚くほど面白いスジや形や色の重なりが現れます。自分が意図した構図や色使いになることはなく意識に反して現れる絵は、こどもたちの想像力をおおいに刺激したみたいです。途中で絵具を足して何度かスリスリを重ね、絵がどんどん変化していくことも体験できました。
うわーッ!すごい!と驚きながら自分の想像をはるかに超えた不思議絵にタイトルをつけていきます。「正義の味方、仮面ピーマン」「リボンのお饅頭」「クマの上からシマウマが顔を出している」「羽あり過ぎマン」「変なモノ」「血管が多過ぎ」「ぼくの心の中をみた」など自分のイメージタイトルをつけることができました。予測不可能絵画、こどもたちにとって、大切な刷り込み体験だったと思います。