絵画・造形教室 第93回「春の色を描く!」

絵画・造形教室
第93回
3月13日  
テーマ「春の色を描く!」
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久しぶりのにじみ絵です。この手法の面白さは、となりの色との溶け込みや拡がり、形の変化などが予測不可能な偶然性にあります。そのような変化を観察し、自分の不思議な体験として取り込んで、ひらめきや発想の糧にしてほしいと思います。思い通りにならない、コントロールできない絵も自分の個性として興味をもって受け入れる気持ちが大切です。にじみやぼかしの代表作家、イワサキチヒロさんの水彩画を鑑賞後、画用紙には楮(こうぞ)の和紙を、絵の具には透明水彩も使用しながら、各々が自分の春の色を描いていきます。出来上がった絵には、今回初めての試みとして、五七五調の詩を詠んだものを添付し完成です(絵と詩の合作)。

付けたタイトルは「春の花すごくきれいだなぜだろう」「水たまりのゆらぎ」「雲にかくれたおぼろ月」「草のむこう」「春のあらしの空」「花畑の歌」「アツトには春の宇宙がある」など、自分の絵と詩を一つにした春色らしい作品になりました。