絵画・造形教室 第79回「はじき絵動物を描く!」

第79回
4月21日
テーマ「はじき絵動物を描く!」
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はじき絵は画用紙に油成分が入ったクレヨンやクレパスで線や絵を描き、その上に水で溶いた絵の具を塗ってはじかせる表現技法のことですね。モニターでその技法で描かれた作品を鑑賞確認し、制作スタートです。今回はみんなが経験している画用紙の代わりに、穴のあいた板ボードを使い、グリッド状の穴の位置を意識しながら自分のイメージする絵を描いてもらいます。正方形や長方形や三角形を意識し、円や波状の線画を組み入れたり、途中、ロウソクを利用して絵の具をはじく経験もしながら、仕上げには針金を使って半立体作品に仕上がりました。
穴グリッドをうまく使った「ステゴザウルス」、潮吹きを針金で表現した「マッコウクジラとダイオウイカの対決」、「ディプロドクス対ハイブリッド恐竜」、「ちょうちんオバケ」、「ケータイ人間」や「車人間」、「犬と猫」など。その他、動物ではないけれど怪しげで素敵な「秘密の部屋のバッグ」、「家の周りの地図」、吸い込まれるような「暗黒の宇宙の星たち」などドキドキ感を連想させるタイトルも。

絵画・造形教室 第78回「自分の想いを立体に!」

第78回
3月17日
テーマ「自分の想いを立体に!」
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こどもたちは普段、何を想い何を感じて過ごしているのでしょう?今回は楽しかったことや嫌だったこと、悲しかったことなどの心の中を赤裸々に表現してもらいます。ムンクやカンディンスキー他、不安を表現した抽象作品や、明るく楽しく感じられるポジティブな作品を観た後で、それぞれが最近感じた自分の心の持ち様や変化を立体にしていきます。用意された素材は紙、粘土、紐そして絵の具くらいです。紙をビリビリ破いたり丸めてしわくちゃにしたり、穴を開けて紐を通したり、各自好きなように加工し、くっ付け重ね、だんだんと心の中が形になってきました。
「花の温泉に入って楽しい」気持ち、「友達とハートの輪になって嬉しい」気持ち、「紫の葉っぱを見てびっくりした」、「ティラノザウルスがいてワクワクした」、「小アホウドリになって飛ぶ」などの一方、「不安な心の壁に閉じ込められた自分(赤い小鳥)」、「桜を見てのんびりしてみたい」、「花を見ながらボーっとしたい」、「のんきに空を飛んでみたい」、「勉強しないでボーっとしたい」など抽象的で素直な心の作品が仕上がりました。色々と考えさせられるテーマでもありました。

絵画・造形教室 第77回「立体とチューブで合体遊び!」

第77回
2月17日
テーマ「立体とチューブで合体遊び!」
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「穴をあけた六面体に、描いて通して編みこんでお気に入りのオブジェをつくる」のが今回のテーマです。モニターで紐を使った立体作品を鑑賞後、(1-平面)ランダムに穴をあけられた展開状態の六面体に、自分の考えたタイトル絵を描いていきます。(2-平面から半立体)次にチューブ形の丸棒を穴の表から裏へと通しながら編みこんで面白い曲線を作っていきます。(3-立体化)それから六面体に組み上げながら穴の位置や紐の長さを調整しお気に入りのオブジェに仕上げていきます。手先の器用さや立体化するときのバランス感覚が要求されます。
大胆に描かれたストライプの「光のインスピレーション」、繊細な色を細くいっぱいに描いた「未来の夢」や「虹の雨」、穴と穴をつなげて海中のイメージを描いた「海」、チューブ紐の檻に囲まれた「もし今、恐竜がいたら」、パリの思い出を表した「私のパリ」、「風神雷神」や「ムササビバッグ」なんてユニークなものもありました。

絵画・造形教室 第76回「象形文字で絵を描く!」

第76回
1月20日
テーマ「象形文字で絵を描く!」
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象形文字とはなんぞや?まずはモニター画面で学習です。「ものの形を象(かたど)ってできた文字のこと」を言うとあります。亀や鹿などの象形文字を見てみるとその特徴をうまく表した絵文字になっています。その特徴を理解し、一部に象形文字を取り入れた絵物語文章をみんなで読んでみました。思っていた以上にすらすらと読めるのでちょっと驚いてしまいました。絵文字から発展した漢字って面白いですね。漢字だけでなく、アフリカやアメリカの絵文字にも興味深いものがいっぱいあります。

モニター画面や教室にある象形文字かるたを参照しながら、思い描いたイメージを象形文字で表現していきます。4歳園児の全身が、まるで一本の筆になって描かれたダイナミックな「亀」、チカラみなぎる迫力の「馬と矢」、ユニークな形を数種類組み合わせた「亀の家族」、「月とスッポン」、馬や牛、犬、鳥など何種もの象形文字を画用紙いっぱいに描いた作品も。今回は筆だけでなく、手も使って描いているのでプリミティブな絵文字表現の原点を見た思いです。

絵画・造形教室 第75回「お正月飾りをつくる!」

第75回
12月16日
テーマ「お正月飾りをつくる!」
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早いものでもう12月、テーマは毎年恒例、来年の干支づくり、そう「亥(いのしし)」の制作です。十二支の順番を、ねぇ~、うし、とら、う~と数えていくと最後が「亥」、12番目なんですね。正月飾り制作の初心者が多いので、モニターを観ながら稲穂、松、榊、橘、水引など組み合わせる素材の学習です。まずは紙垂(しで)、注連縄(しめなわ)につけられている垂れ下がった白い紙のことで、ゴロピカの稲妻を表しています。カミナリがなると豊作になることや、水引は水不足にならないよう、松や榊は生き生きとした生命力を、橙は子孫繁栄など昔の人々の思いが込められているのですね。最初は白紙垂づくりからスタートです。
粘土でつくったイノシシたち。茶色や銀色、ピンク、黄色など賑やかです。モニターで観たかわいいウリ坊におっぱいを飲ませたり背負ったりした母さんイノシシも。来年は猪突猛進で行きまっしょう!

絵画・造形教室 第74回「自分のお守りをつくる!」

第74回
11月18日
テーマ「自分のお守りをつくる!」
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お守りと言われて普通に思い浮かぶのは、神社などで手にはいる交通安全や合格祈願と記された小袋ですね。モニターで観る世界中の数あるお守りの中から、特に日本の「木守り(きまもり)」についてみんなで考えてみました。地方に行くと収穫後の柿、みかん、リンゴなどの果樹に木の実が一個から数個取り入れられずに残されています。この最後の残された実のことを木守りと言います。なんで残されているのかな?自分で後で食べるため、鳥が食べるように残してあるんだ、寒い冬から木を守るためなど、いろんな意見が出てきます。そう、みんな当たっているね。来年もまた、たくさんの実がなるようにと願った昔からの風習ですね。
さて、どんな自分のお守りをつくろうか。使う素材は一杯あります。落ち葉や小枝、どんぐりに木端、大きな葉っぱ、蔦などの自然素材に粘土と絵具を組み込み着色しながら自分のお守りができました。木片と栗と柿の葉を大人顔負けのセンスで組み上げた「ひとりぼっちの笠地蔵」、小枝と落ち葉を使った「猫の神様」、金の玉を伴った「龍」、ヤツデをうまく取り入れた「フェニックス」、ビワの葉の「天使のお守り」、尻尾からレインボーエネルギーを噴き出す「宇宙龍」などみんなの大切なお守りができあがりました。

絵画・造形教室 第73回「足で描く!」

第73回
10月21日
テーマ「足で描く!」
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みんなの大好きな共同制作の時間がやってまいりました。今回は足で絵を描きます。いつものように全員で大きめの画用紙を12枚貼りあわせ特大サイズの画面を作ります。よいしょとひっくり返して制作スタートです。まずは一人づつ裸足になって、絵具パットの中に足を入れ、大きな画用紙の上を歩きながら自分の足の「印(しるし)」を付けていきます。振り向きながら自分の足跡を確認してもらいます。全員で足ペッタンを経験したら、日本や世界の民謡音楽のリズムにあわせ、走ったり踊ったりノリノリでフットプリントを重ねていきます。いや~みんな元気!ゲンキ!すごくパワフルだわ!
自分の足と他人の足が混ざり合って記録されていくこと。それが大切なことですね。最後に特大の画用紙をばらし、アミダで決まった自分の画用紙に自分の足をプリントします。裏面に名前と日付年齢を記して完成です。

絵画・造形教室 第72回「立方体に描く!」

第72回
9月16日
テーマ「立方体に描く!」
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当教室では様々な図形を学びながら、形や立体に理解を深めています。今回は通常授業で学んだカタチを応用し、正方形と三角形のみで立体をつくります。最初に一辺20cmの正方形でベースとなる立方体を組み立てます。その大きめの立方体に各自がつくった立体を組み込みながら、お気に入りの立体作品に仕上げていきます。モニターでは立方体でつくられた建築や彫刻などを鑑賞し、日常的に身近なところで使われていることを理解してもらいます。
立方体や四角柱、ピラミッド型を組み合わせ窓から黄色い三角柱が飛び出した「鳥のくちばしハウス」、白の立方体だけで四隅から柱が伸びた「神殿の記憶」、針金やひごで立体をつなげた「ネックレスハウス」や「渡り鳥」や「お家にくっついた虹」、不思議な研究所のような「つりハウス」、「鬼の館」など。シンプルな二種類のカタチを駆使してみました。

絵画・造形教室 第71回「台風を描く!」

第71回
8月19日
テーマ「台風を描く!」
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毎年日本にやってきて、大変な被害をもたらす台風。この教室では大きな台風を経験したことのあるこどもはいませんでしたが、怖く恐ろしいものであることは全員理解しています。台風とはなんぞや?モニターや地球儀で台風の仕組みや発生場所、進路を学び、風速が約秒速17m以上に発達したものを台風と呼ぶことなどを学習します。渦巻きの形は上空から見ると左巻き、進行方向に対して中心より右側(東側)のほうが風雨が強く危険なことなど。一方で台風によってもたらされる面白い現象にも驚いたようです。南方の蝶やトンボ、鳥などの生物が台風に乗って日本に運ばれること、クラゲや珍しい貝類などの海の生物も沿岸に吹き寄せられることなど。そんな自然の脅威や恵みについて考えながら、自分台風を絵にしてみます。

色をいっぱい使って激しくも美しい「レインボー台風」、宇宙の視点で描いた「ブ

ラックホール台風」「木星のすべての台風」「宇宙台風の衝突」、「ビルやお家にぶつかった台風」など。色使いや筆のタッチ、勢いある動きなど様々な渦巻きが個性的で面白かったですね。

絵画・造形教室 第70回「自分で考えた星座をつくる!」

第70回
6月17日
テーマ「自分で考えた星座をつくる!」
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むか~し昔、ここモンテ村に親孝行なタロベェという若者が住んでおった。東にある丸山を見つめながら「山のてっぺんからお天道様が昇るようになったけん、そろそろ種蒔きをせないかん」とつぶやいた。日が沈む西の三角山の向こうには、いとこのジロキチが住んでおった。ジロキチはたいそう腕のいい漁師じゃった。仲間を引き連れて何日も大海原に出るのじゃった。今回もたくさんの魚を獲って港に帰ってきた。タロベェはジロキチにきいてみた「なぁジロキチどん、目印になるようなものがなんもない海に出て、なんでちゃ~んと帰ってこれるんじゃぁ?」。ジロキチは言った「星が教えてくれるんじゃよ!」・・・現代社会と比べて文明の利器が極端に少なかった昔の時代、人は太陽や月、そして星らと語らいながら自然との対話によって生活を営んでいましたね。種蒔きや収穫の時期、獲物を捕る時期、休む時期、事を決めるには時の見極めが大変重要だったんです。そんな時の決定とともに、行動を起こす方向の見立てに大切な役割を果たしたのが星でした。北極圏に住むイヌイットの人たちは、星を頼りに千キロ以上離れた目的地まで正確に犬ゾリで移動できるそうです。私たちが失った大切なものを持っている、そう思います。
まずは星座のお勉強、代表的な12星座は自分の誕生日とともに全員がしっかりと覚えています。しかし星座の写真やイラストをよく見ると、サソリ座はなんとなくサソリの形がわかるけど、カニ座はどう見てもカニには見えません。不思議です。星座の名は夜空に占める見かけの配置を、その形から連想した様々な事物の名前で呼んだものである、昔からいろいろな文化や時代に応じて星座名が用いられた、と記されています。なるほど、大切な星を区別できるように覚えやすい名前をつけたんですね。写真やイラストだけでなく、ダリの12星座の絵も鑑賞。普通でない解釈と表現にこどもたちも驚いていました。
いろんな形の厚紙を、切ってつなげて自分の考える星座を作っていきます。三角の頭と円の胴体で躍動感のある「クワガタ座」、銀の舟雲に乗って弓を射るイメージの「いて座」、紙の重ねと桃色が絶妙な「ウサギ座」、複雑に組み込んだ紙片がしっかりした築城に見える「お城座」、金色の胴体と特徴のある背びれに頭部から感覚器アンテナを伸ばした「シャチ座」、青いイナズマをたなびかせ星空を駆ける「スペースカー座」、ゼンマイ形状や円や三角を自由にあやつる「オットセイのサーカス座」、途中から面白い変な形になった「変座」、競うように夜空を泳ぐ「イルカ座」と「双子のヘビ座」、しっかりと出汁(ダシ)を搾り取られやせ細った「リュウコツの出汁がら座」なんて作品も。キラキラ絵具も大胆に、夜空に浮かぶささやかな絵巻の誕生です。

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